ジュニアサッカー選手の成長期ケア〜骨盤と背骨の整え方
ジュニアケア2026-05-05|読了時間 6分

ジュニアサッカー選手の成長期ケア〜骨盤と背骨の整え方

辻卓也

院長 / 元J1リーグアスレティックトレーナー

成長期は「体幹の土台」ができる時期

ジュニア選手の成長期(特に中学〜高校世代)は、身長が伸びるだけでなく、骨盤・背骨・胸郭の形状・サイズ・質感が劇的に変化する時期です。

この時期に体がどのように使われるかは、大人になったときのパフォーマンスの「土台」となります。つまり、成長期のケアは未来への投資なのです。

鍼灸整体院AtHome北長瀬では、ジュニア選手に対しても背骨・胸郭・骨盤の動きを中心に評価し、成長に合わせたコンディショニング指導を行っています。


成長期に起きがちな「体幹のズレ」

成長期の体には、特有の変化が起きます。

骨盤の急速な拡大と周囲筋の追いつかなさ

身長が10cm伸びると、骨盤のサイズも大きく変化します。しかし、骨盤をコントロールする筋肉・靱帯は、その変化に追いつくのに時間がかかります。結果として、骨盤の不安定性が生じ、下肢への力の伝達効率が低下します。

胸椎の後弯増大(猫背化)

成長期は、胸郭の容積拡大に伴い、胸椎の後弯(猫背)が一時的に増大しやすくなります。これが固定化すると、背骨の回旋機能が低下し、サッカーで重要な上半身の捻転動作が制限されます。

左右差の拡大

成長は左右対称には起きません。特に利き足の影響で、骨盤・背骨に微小な左右差が生じやすくなります。これが固定化すると、大人になってからパフォーマンスの上限を下げてしまいます。


AtHome北長瀬のジュニア向け評価・アプローチ

当院では、ジュニア選手に対して大人と同じく背骨・胸郭・骨盤の動きを中心に評価しますが、評価の基準とアプローチは年齢に応じて調整します。

評価のポイント

  • 骨盤の成長段階に応じた安定性評価:骨盤の閉鎖が完了していない年齢では、安定性の評価基準を変更
  • 背骨の成長板を意識した評価:過度な伸展・回旋への負荷を避けつつ、可動性を評価
  • 胸郭の呼吸連動の評価:成長期の胸郭拡大をサポートする呼吸パターンの評価

施術・アプローチ

  • 鍼灸による成長期特有の筋緊張緩和:急成長に伴う筋肉の過緊張を鍼灸で緩和
  • 骨盤・背骨の調整:成長に伴う歪みを早期に整える
  • 自宅でできるストレッチ・運動指導:保護者の方にも理解いただけるよう、簡単な運動を指導

患部ケアをコンディショニングに活かす

当院のジュニア向けプログラムの最終目標は、背骨・胸郭・骨盤のケアを日々の練習・コンディショニングに活かすことです。

具体的には:

  1. ウォームアップ時の意識:キックやスプリント前に、骨盤・背骨の位置感覚を意識する習慣化
  2. クールダウン時のケア:練習後の骨盤・背骨の整え方を指導
  3. 成長期特有の疲労回復法:胸郭の拡大を意識した呼吸法による回復促進

これらは、将来のプロ選手への階段を上る上で、欠かせない基礎体力となります。


保護者の方へ

「成長期の子どもの体の変化が心配」「怪我をさせたくない」という保護者の方も多いと思います。

鍼灸整体院AtHome北長瀬では、保護者の方にも分かりやすく、お子さまの体の状態を説明し、自宅でできるケア方法もお伝えしています。

背骨・胸郭・骨盤の動きを中心に評価し、成長期に合わせたケアで、お子さまのサッカー人生をしっかりとサポートさせていただきます。

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